グリーフケアプログラムのご紹介

AIMSのグリーフケアプログラムは、同じ立場・境遇にあるもの同士がサポートすることを目的としたピアサポート・プログラムです。
訓練を受けたファシリテーターの見守りの中で、子ども同士が話をし、共に遊ぶことで、グリーフのケアの場を提供するものです。
また、保護者の方についても、保護者の方同士の大人のグループで、子育てに関する不安や、ご自身の喪失体験を話し合い分かち合うピアサポート・プログラムを実施いたします。
東京都内・大阪府内で開催いたします。

参加ご家族募集中


グリーフケアプログラムの流れ

1.始まりの輪:お話しの時間(約10~20分)
子どものプログラムは、始まりの輪と呼ばれるお話しの時間で始まります。その際、プログラムを通じて守らなくてはならない8 つのルールを確認します。
子どもはファシリテーターとともに自己紹介をし、自分の喪失体験を話すよう勧められます。(もちろんパスもOK!)
P1000150始まりの話は、こんなふうに、みんなで輪を作って座り、紙に書かれた8つのルールをみんなで読み上げていきます。
P1000154輪の中でお話をできるのは、一人だけ。こんな風に決められたぬいぐるみを持っている人だけが話をし、他の人は耳を傾けます。
2.自由な遊びの時間(約60分)
続いて、自由な遊びの時間です。
お部屋には、子どもたちが遊ぶためのおもちゃやゲーム、身体を動かすための道具がたくさん用意されています。
子どもがやりたいことを自分で決めます。遊びは子どものグリーフケアにとってとても大切です。子どもは創造的な遊び、絵や工作を通じて悲しみを表現し、発散します。
静かな環境で、大人のボランティアと話をして過ごしたり、読書をして過ごすことも可能です。
どこで、そして何をして過ごすかは子どもが自分で決めます。
安全を確保するため、必ずボランティアが付き添います。
P1000155こちらは思いっきりパンチすることのできるおもちゃ。空気でふくらませるタイプなので痛くありません。
P1000161ビーズを使ってアクセサリーを作ったり、オセロを楽しんだり。時には柔らかいボールでドッチボールなどを楽しむことも。
もちろん静かに一人で過ごしたい子どもさんにもファシリテーターがしっかり寄り添います。
3.終わりの輪(約10~20分)
最後に終わりの輪と呼ばれるお話しの時間でプログラムは締めくくられます。その日遊んだことを振り返り、プログラムが終了したことを確認し、気持ちを切り替えて、大人のグループに参加されていた保護者の皆さんがプログラムを終了して、迎えにいらっしゃるのを待ちます。
保護者の皆さんが迎えに来られたら、順次解散となります。


大人のグループ
子どものグループと同時進行で、大人のためのピアサポート・プログラムも実施しています。
大人のグループでは、悲しみを抱えた子どもを育てるうえでの不安を話し合ったり、喪失体験を分かち合ったり、子どもの心のケアについて学んだりすることを通じて、互いにサポートしあうことができます。親や保護者はプログラムに参加したくなければ、どこか別の場所で子どもを待っていただいてもかまいませんが、AIMS では、親や保護者にも是非サポートグループに参加していただきたいと考えています。